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お久しぶりです。

こんなに更新をしなかったのは初めてではないでしょうか。




実は、今月の10日に受けたCTで肝臓と肺に影が見つかりました。
乳がんの転移に間違いないようです。


主治医のM先生は「何かの間違いじゃないかとPCを見直しました」と言うくらい
の出来事。さすがに驚きましたが、初めて癌だといわれた時よりは冷静
だったと思います。
腫瘍マーカーはありがたい事に動いていませんでした。

転移自体はそんな大きなものではありません。
なので、今まで抗エストロゲン剤のタモキシフェン錠からアロマターゼ阻害剤の
フェマーラに変更してしばらく経過観察となるようです。
それが効果なければ抗がん剤。

こんな治療でいいんだろうか
すぐにでも抗がん剤をしなくてもいいのだろうか・・・

最初はちょっと心配になりましたが、沢山の患者さんを診ておられるM先生の指示。
信じていこうと決心した私です。
つまり今まで定期的に受診していたTクリニックにはいかなくてもよくなり、M先生
の外来通院がまた始まります。


こんな告知を受け、ショックではありましたが、涙も出ず、夜も寝られたんですよね。
でもさすがに食事は3日ほど食べられませんでした(笑)。


旦那さんと長男、妹には一応報告しました。
「なるようにしかならない。今までどおり生活していこうよ」と言ってくれました。
ありがたい一言。息子もだまってうなずいてくれました。
でも、さすがに年寄りには言えません。
抗がん剤でもすることになったら言おうと思ってます。


一応しばらくは今までどおりの生活ができそうだったのですが



一番の反応したのは私の雇用主の先生。


相手は医者なのできちんと報告しておかなくてはならないので、旦那さんにと
先生がくださった説明用紙を見せたら


「すぐに治療したほうがいいんじゃないの?。
こんな状態じゃ、患者さんに笑顔で対応できないでしょう。それに仕事をしながらでは
治療もゆっくりできないだろうに・・・・」


つまりすぐにではありませんが、治療のために急に休まれては困るし気を使うだろう
との気遣いから退職を促されてしまいました。あははは・・・・。

まあ、子供達も就職したし、うちの年寄りのそろそろ介護が必要になるのでパートに
でも切り替えようかと思ってたところだったのでそんなにショックではなかったん
ですけどね。

それに、抗がん剤をしなくてはならなくなったら退職するという事は一緒に勤務して
いる看護師には話してた事だったし。




でも、やはり何となく気持ちも落着かず、どうにか気持ちの吐き出すところが欲し
くてT総合病院の乳がん看護認定看護師さんに面談を申し込みました。
患者会で「いつでも私に声かけてください!」いつもそんな風に私達患者に声を
かけてくださってたんです。

告知から1週間目に乳がん看護認定看護師さんにお会いする事ができました。
開口一番「私に声かけてくれて、ここに来てくれてありがとう」そう声かけしてくだ
さってとても嬉しかった。

予後、治療方法、家族、仕事、いろんな話をし、いろんな話を聞かせてください
ました。

「乳がんは全身性の病気だから確かに怖い病気ではあるけれど、でも今は戦う方法も
沢山ある病気でもある。それに再発や転移をしてても現役で働いてる仲間(看護師)
はたくさんいるんですよ!。仕事なんて辞める必要ないのに。医療従事者が疾患に
理解がないのも困った現状なのよ。・・・」

優しく諭してくださいました。楽しかったって言ったら変かな。

うれしいですね。こんな時に話を聞いてくれる専門家がいる。
ありがたい。これからも力になってもらえる。
仕事は仕方ないけど、でもこれからも楽しく生活していく事を考えていこうって
思えました。

「頑張らなくてもいいよ。今までどおりに生活していけばいいから。
何かあったらまた来てください。」最後にそう言ってくださいました。


それまでは気持ちが上がり下がりして不安定だった私ですが、乳がん看護
認定看護師さんとお話したらとっても気持ちが楽になりましたね。


おかげさまで今はふつうに今までと変わらず生活しています。
症状もありません。心配してもどうしようもありませんから、しばらくは
このままです。


これからは今まで以上にドキドキハラハラの人生が待ってはいますが、
それでも楽しくゆっくり歩いていこうと思っています。






今回はコメント欄を閉じようかとも思ったのですが、そのままにしておきます。
ただ、お一人お一人へお返事が出来ないかもしれません。
もう少し落着いたら皆さんのところにも遊びに行きます。
すみませんがよろしくお願いします。