2012.11.23
定期診察日と最近思った事。
昨日はお薬も処方してもらっているTクリニックの受信日でした。
最近は仕事もインフルエンザの予防接種で来院者が増えて忙しくしています。
それに相変わらず自治体のがん検診や特定検診もこなしていかなくては
ならないし時期的に一般の患者も増えてて、お疲れ気味。
なのでちょっとぼっとしています。
内服薬のタモキシフェンも少し余ってるので、もうちょっとで受診日を
忘れるところでした。
忙しいうちのクリニック同様、Tクリニックも忙しいようでスタッフが
バタバタ動きまわっています。待ち時間は手持ちも本を読んだりしてるんですが、
でもよそのクリニックの仕事の仕方とかいろいろ気になってしまうというもの。
待ちながらさりげなくそこの仕事の仕方や流れを観察してしまってる私。
やっぱり同業者の仕事は気になりますよね。
見習うべきところなどはメモっとかないと(笑)。
このTクリニックは一応診療の時間予約制となっているんですけど、でもどうみても
来院した順。その代わり後で来た人が私を抜いて診察室に入る事もないのですが、
でも予約時間を設定してるんだったらそれでいいんじゃないかって思うんですよ。
婦人科検診のために受診した婦人科のクリニックは予約は優先されて
ましたので、そういう場合は飛び込み受診は待っても仕方ないと思えます。
まあ、文句を言っても仕方ないし、二ヶ月に一度くるだけなのでいいかって思って
るんですけど。
この日は混んでるので、午後の15時の予約なんですけど、どうも待たされそうな予感。
予診室で初めて見る看護師さんが血圧を測ってくれ、診察室の前で待つように
指示されたのですが、どうもそれが早かったみたいで。
診察室から次診察の患者さんの名前を呼ぶ看護師さんが私を見るのですが、呼ばれてる
のは私ではなくて。当の呼び込んでる人がいないという事を数回くりかえしてやっと
私の番です。
なんだかね、忙しいようだし、私も疲れてるので、今までで一番会話の少ない診察
でした。相変わらず上半身は裸にされるんですけど、ちょろっとの触診で終わり。
これにはやっぱりいつも閉口してしまいます。まあ、お預かり患者なのであまり把握
されてもらってないようだし。それに質問しようとか、何か聞こうとかって気分が
私にもなくて、今回は本当に少し言葉を交わしただけで終了という診察でした。
短い診察だったのに、妙に疲れました・・・。
来月はT総合病院でも定期検査の月。今から微妙に緊張しています。
ところで、肺カルチノイドで41歳の若さでこの予を去った流通ジャーナリスト
金子哲雄さんが闘病記を出版されたとテレビで知りました。
「僕の死に方 エンディングダイアリー500日」
自分の死の一ヶ月前から最後の力を振り絞って掻かれたそうです。
最後まで流通ジャーナリストとして全うされたその姿。奥様との死の間際の会話
などの話や、葬儀の準備までされてた故人の様子などを聞くと胸が痛みます。
辛かったでしょうね。
テレビで急に痩せた姿を見て、ダイエットされたんだと思ってたんですが、
病気だったとは。悟られないようにされてた様ですね。
そんな金子さんの姿、読んでみたいと思ってます。
それと、自分の死のあり方というとこの映画。「終の信託」。

観た方いらっしゃいますか?
私は映画の公開前に試写会で鑑賞する機会がありました。たまたま周防監督も来てらっ
しゃってウキウキで映画鑑賞しに行ったのですが、内容はそんな甘ったるいものでは
ありませんでした(笑)。
「終の信託、それは命の終わりを信ずる物に託すこと」
これが周防流のラブストーリーだとパンフには書いてありました。
う~ん、映画は面白かったし医療行為の場面などはリアルでとっても驚いたのですが。
でも、やはり草刈さんが演じた医師の行為には私は共感できませんでした。やはり
医師びは最後まで医師として接して欲しいし、もし家族と問題があればそれなりの
対策を講じなくてはならなかったのではないでしょうか。
臨終の現場で医師が「ごめんなさい~」と家族の前で泣き崩れるなんて信じられま
せん・・・・。
でも、この映画を見て、自分が死ぬ時どうしようか考えた方多いのではないでしょうか。
主人公は闘病日誌を書いておられましたが、なかなかあそこまで残せませんよね。
でも、自分は死ぬ時どうありたいか、家族と日ごろから話し合っていたらいいの
かもしれませんね。

今日はちょっとお固い話だったねえ~
ごめんね、こんな事思ってる事もあるんですよ~。